先月後半に10日間ほど、カミさんと二人でイタリアに行ってきました。コロナ以降、初海外です。
今回持っていったカメラはFUJIFILM X100VIのみ。当初、旅行用に購入したX-T50にレンズ2本を持っていくはずだったんですが、先日重いリュックに起因する転倒でけっこうな怪我をしたこともあり、極力軽装備にしようということでX100VIの選択となりました。
今回の旅の目的地は、カンツォーネ「帰れソレントへ」で有名な(たぶん)、あのソレント。南イタリア、ナポリから南に約25kmほど、風光明媚なリゾート地です。近隣名所として、ポジターノやアマルフィ、青の洞窟で有名なカプリ島などがあります。11月からはオフシーズン、リゾート感はあまりないですが、オーバーツーリズムからは逃れられるかと。
ソレントは50mぐらいあると思われる断崖絶壁の上に街が広がって、、、と、港から見るとこういう表現になりますが、街に滞在していると、街の海岸線は断崖絶壁で50mほど下に港が、という表現の方がしっくりきます。実際、下の港に街があるわけでもなく、降りるのはフェリーに乗るときぐらいですから。
とはいえ、切り立った崖に食い込むように建てられたホテルや城壁など、下から眺めたほうがインパクトのある街です。
崖の登り降りは、崖に作られたジグザグの古い石畳の通路を使うことになりますが、徒歩ではけっこう大変。地元の人たちはけっこう徒歩で登り降りしてる感じですが、私ら根性無しの観光客は有料のエレベーターです。
ソレントには25年前に一度来ていますが、そのときはツアーの一部だったこともあり、ほとんど覚えていません。ただ、夕方、フェリー乗り場から見上げた断崖絶壁の光景がとても印象的で、機会があればもう一度行きたいと思っていました。
なので今回4泊し、ソレントとその周辺を色々廻ることにしたんですが、なんと嵐が。もう、ほとんど台風です。それがおかしなことに1日おきに嵐と晴天という感じ。嵐の日はとても外に出られる状況じゃなかったですが、2日間はとっても清々しい晩秋の晴天でした。
1日はソレントをくまなく観光。もう1日はカプリ島へ。アマルフィー海岸にも行く予定だったんですが、行けなくなってちょっと残念。まあ、しかたないです。11月以降の悪天候はある程度覚悟していましたから。でも、それ以外の日は傘要らずの好天に恵まれ、ほどほど快適な旅でした。
ちなみにコートは持っていかなかったですが、寒いと感じたことはほとんどなかったです。