》Minolta Hi-Matic 7sii はこんなカメラ。
1977年発売、ミノルタの輸出専用コンパクトカメラ。同型機は日本では発売されていない。
レンズは大口径40mmF1.7。シャッター速度は~1/500秒の速度優先EE。絞り&シャッター、マニュアル可。
コニカ C35 FDとよく似た形&スペックだが、こちらの方が僅かに大きく僅かに重い。115×71×58mm、450g。
そのせいか?Minolta Hi-Matic 7siiの方が少々高級感あるように感じます。
発売価格は、クローム$185、ブラック$195。
ま、そんな感じのカメラですが、レンズの明るさと絞りコントロールのし易さが魅力で購入しました。
マニュアル操作時に露出計は作動しませんが、シャッター速度優先EE時にはファインダー内に絞り指針が表示されるので、その数値を参考にマニュアル設定すれば、絞りを的確にコントロールできます。
そんなに絞りをコントロールしたいなら素直にレンズ交換機を使えよということになりますが、やはりコンパクト機がイイ!
軽量コンパクトなのにフルサイズセンサー、じゃなくて”35mmフルサイズフィルム”が使えるというのも魅力なので。
》発色・解像良く、ボケも上上だが、、、
写りは発色・解像良く、目立った収差も無く、とてもよく写ります。解像は最近購入のフィルムコンパクト機ではローライ35に次ぐものです。
ただし残念なことが一つ。絞り開放F1.7の場合、絞りが開ききる前にシャッターが切れてしまいます。
※ Minolta Hi-Matic 7siiは、シャッターボタンを押し込んでゆくとそれに伴って絞りが開いてゆき、指定絞りの位置に来るとシャッターが切れるようになっている。
どうも他のMinolta Hi-Matic 7siiも同じらしいですが、絞りが開放になるまでシャッターが切れないように調整してもらいました。完全にとまではいかないですが、ほぼ開放付近でシャッターが切れるようになりました。
※ その後、シルバーボディー も購入しましたが、こちらは問題無しでした。普通に絞り開放でシャッターが切れました。
》ストラップ取付金具の位置は残念!
ストラップ取付金具の位置がカメラ前面から斜め前に出っ張っていて、ネックストラップを装着すると重心が思いっきりボディー側となり、レンズが上を向いてしまいます。昭和のお上りさんみたいになってとってもカッコ悪い。
苦肉の策として、片方の金具にストラップ両端を取り付け、カメラを縦に(少し斜めになりますが)ぶら下げています。
これなら若干レンズが上を向くだけで、まあまあいい感じでぶら下がってます。(タイトル写真は両サイド装着時)
そんなわけで写りも操作系も微妙に納得いかないMinolta Hi-Matic 7sii。
同種カメラのコニカ C35 FD、解像は僅かに劣るが不満点なく楽しく撮れる。
こちらの方の出番が多くなりそうな、、、、?
以下に、今年に入ってから撮った写真を色々と。フィルムはプロビア100Fです。
最初の2枚は、解像等の確認用に4800×3200の大サイズも表示します。