》ベイヤーセンサーでもいいんです。
10月末に発売となったSIGMA fp、ちょっと遅れましたが、やっぱり買ってしまいました。
実はワタシ、隠れSIGMAファンで(別に隠れる必要はないんですが)、Foveonセンサー搭載のDP2 Merrillの解像にはひたすら圧倒され、勝手ながらその進歩に多大な期待を寄せていました。
しかし、中途半端なQuattroなんぞが出てから一気に興味が失せ、頭の中からSIGMAの文字は消えていました。
そこに、今度のベイヤーセンサー搭載fp。普通のセンサーに戻ったけど、なかなかの高画質。
コンパクトお手軽フルサイズセンサーで、ライカLマウント。マウントアダプター経由で手持ちのMレンズも使える。
SIGMA fp / Amazon
》ナイナイずくしのSIGMA fp、これで本当にコンパクト?
と、いいこと尽くめのようにみえるけど、現実はそうでもない。ファインダーもメカシャッターも手ぶれ補正機能も無いのナイナイずくし。このサイズと軽量は当たり前、もっとコンパクトになってもいいかと思ってしまう。
実際、45mm F2.8 DG DN(これが現在Lレンズ最小最軽量)を付けると、けっこう大きく重くなる。
更に光学ファインダー装着のためにホットシューユニットを取り付けると、幅は普通のイチガン並に。
重さも光学ファインダー込みで750gぐらいになってしまう。SONY RX1RM2は、35mmF2のレンズにEVFまで付いて500gちょいです。レンズ交換はできませんが。
》写りは最上位クラス、45mm F2.8 DG DNの写りもGood。
そんなわけで、fpは極力素のままで、軽量コンパクトに使ってゆこうと思っています。色々付けて肥大化するぐらいなら素直にフツーのイチガン使います。ムービーも含めて拡張性の高いカメラなので、ちょっともったいない使い方かもしれませんが。
もちろんLレンズ所有の方には、このカメラの存在自体が有益かと思います。私はマウントアダプター経由でMレンズも使ってゆくつもりです。
写りはかなりいいと思います。jpgはほどほどですが、RAWはとっても綺麗です。高感度ノイズもかなり少なく、また現像時に暗部の階調を上げていってもそれほどノイジーになりません。最上位クラスの写りかと思います。
45mm F2.8 DG DNの写りもとてもいいです。F2.8にしてはよくボケてくれて、ボケ具合も綺麗です。
写真は2週間ほど前、なんとか紅葉残る井の頭公園、井の頭自然文化園で。レンズは45mm F2.8 DG DNです。