ここ数年、バルナック型に始まり、そしてM4-P、M2と購入。このまま突き進むと、M3やらM4やらM2-Rやら、程度の良いものに買い替えたりと、果てしないライカ沼にどっぷりハマり込んでゆくような恐怖(快楽?)が。
そしてそこに発生する高額なお布施を考えると、いっそ新品のM-Aを買ってしまった方が得策ではないかと考えるように。
少々悩みましたが、思い切ってM4-PやM2やズミクロン35mmASPHなどを売却、M-Aを発注しました。
Leica M / Amazon
》現在、唯一新品で購入できる、完全機械式レンジファインダーカメラ。
Leica M-Aは2014年発売。ライカ100年の集大成にして最終形とも言える完全機械式レンジファインダーカメラ。
この時代に、バッテリー不要の完全機械式カメラを発売するというのは、本当に凄いことだと思います。
約60万円という価格は高額ですが、新品で購入できて、新機種登場を気にすることもなく一生使えるということを考えると、なぜか納得できる金額に思えてきます。錯覚かもしれないが😅
M型ライカに関しては初代のM3がイチバンと言うお方が多いと思いますが、私の理想としてはM-Aの方が近いです。
まあ、ゴジラ1954(同年M3誕生)とシン・ゴジラの関係みたいなもんでしょうか。どっちも最高です!
発注後、首を長くして待つこと半月あまり、待望のM-Aが到着。
いやー、もう、本当にスッキリしました。あっちのMの方がいい、こっちのMの方がいい、これが本来の性能か?、整備不良なのか?、、、とかとかの煩悩が消え、撮影に専念できます。
見た目や操作感等、ほぼ100%満足。思い切ってM-Aにして正解でした。
色々と中古カメラ屋さんにお布施するより、新品のM-Aでライカ教祖様にお布施する方が御利益ありそうです💦
最初からM-Aにしとけば良かったと思いますが、遠回りあっての帰結、しょうがないです。
》以下、1ヶ月ほど使用してのM-Aの感想です。
📷 底蓋の脱着、他のライカに比べて硬い。ちょっと硬すぎるかなーと思うが、しっかりはまって安心感がある。
📷 シャッターボタン、硬い。ストロークも深めに感じる。でもすぐに慣れます。こなれてきたのかも。
📷 ファインダー、とっても見易い。ハレ無し。二重像のピント確認はM2の方が若干良好。
📷 フィルム巻き上げは軽くてスムーズ。空巻きだと最後に僅かなカックリ感があるが、フィルム装填時は全く問題無し。
📷 レンズ脱着がとっても軽い。一瞬、緩い?大丈夫?と思うけど、全く問題無し。他のMには無い素晴らしさ!
📷 シルバークロームはとても綺麗で感じがいい。思っていたほど白っぽくは無く、上品で落ち着いた感じ。
📷 進化した(たぶん)ラピッドローディングによるフィルム装填はとっても楽ちん。
M4-Pの取説でも”フィルム送りの確認”は書かれてなかったが、M-Aではわざわざ重要事項として「カメラを開けた状態で、フィルム送りを確認しないでください」と記している。要はフィルムをセットしたらそのまま蓋をして巻き上げろということ。後は通常手順。
M4-Pの時もそうしていましたが若干の不安はありました。(短い使用期間、幸いトラブルなし)
M-Aでは安心して底蓋を閉められます。本当の意味でのラピッドローディングになりました。今のところトラブルはありません。フィルム装填はとっても楽ちん、快適です。バックドア&底蓋脱着が硬くなったのはこの辺りに起因するのかも?
📷 ボディー正面クローム部のファインダーや採光窓などに枠の段差が無くスッキリしすぎ。
また枠が黒のため、それぞれ大きめに見え、特にファインダー窓がやたら大きく感じる。
この辺り、他のMの方がバランスはいいと思う。ただし、ブラックボディーの場合は問題無いと思う。
》目黒不動尊で、試写!
そんなわけで、なんとかライカ沼から脱出(たぶん💦)、晴々した気持ちで試写に。
初撮りは目黒不動尊にて。梅の花が咲いている頃でした。
前にもM10で同じような写真を撮っていましたが、、、、
レンズはELMAR 50mm f/2.8。フィルムはエクター100です。