先週末、旧友たちと山陰、境港・松江・出雲あたりを巡ってきました。
天候は最悪で、強風に雨霰、冬の嵐のようなときに行ってしまいました。
カメラは天候を考慮し、傘さしながら片手でも撮れるSONY DSC-RX100M7を持っていきました。
DSC-RX100M7。1インチセンサー、レンズは換算24mm〜200mmの高倍率ズームで、ほとんどの状況に対応してくれます。軽量コンパクト、ポップアップEVFが付いて、手ぶれ補正もまあまあ効きます。
しかし1インチセンサーに高倍率ズームということで写りはイマイチ。もちろん1インチセンサーとしてはトップクラスの高画質ですが、普段フルサイズに単焦点レンズを使ってるとどうしても高望みしてしまいます。
RAW(Lightroom現像)では基準感度でもザラザラ感があり、周辺画質の低下が大きいです。jpgではそれなりに補正されているので、普通にRAW現像するよりはjpgの方が画質が良いように感じます。
しかしDxO PureRAWをとおすと、これが見違えるような高画質になります。ザラザラ感は無くなり解像感アップ、レンズ特性プロファイルにより各収差も自動補正、周辺画像も我慢できるレベルの画質になります。高感度ノイズも私の感覚ではISO6400までぐらいならOK、ノイズ低減とシャープネス、通常相反する効果が見事に両立されています。APS-Cイチガンにキットズームが付いたぐらいの画質に感じます。
モードはもちろんXD。シャープネスは”ソフト”に設定しています。標準ではシャープネスかかりすぎの感じです。
1枚あたりの処理時間は私のiMacで30秒ほど。枚数が増えると結構な時間になってきます。
もう一つDSC-RX100M7の弱点として、ボケが期待できないこと。これに関しては、どうしても、という時にはLightroom現像時にボカシを使っています。うまくいくときとそうでないときがありますが、うまくボケてくれたときはラッキーということで。
ブログサイズになってしまえば上記画質向上はあまり意味はないと思いますが、全てDxO PureRAWをとおしています。またボカシ処理使用時はそれを明記しています。
初日、米子空港からタクシーで境港へ。境港といえば、私の大好きな漫画家、水木しげる先生の故郷。街の北、港寄りに水木しげるロードという通りがあって、両サイドの歩道には117体の妖怪ブロンズ像が点在。街並みも昭和の家屋が保存されている感じで、とても懐かしくほっこりします。
天候は予報どおり、寒くて強風に雨、おまけに雷まで。でも時々陽が差したりして、なかなかとんでもない天気でした。
昼前には、予約してあった梅崎水産さんに駆け込み昼食。ちょっとした宴を。
今回、境港では天候悪く、あまり時間もとれなかったため、妖怪ブロンズ像は一部しか見れなかったのですが、なんと、肝心の鬼太郎の像を見過ごしてしまいました。加えて、水木しげる記念館は改装中でお休み。
水木しげるファンとしては、やはり、もう一度行くしかないかと思いつつ、境港を後に。そしてその頃には雨は上がり晴天に。トップのみなとさかい交流館の写真は帰りの晴天時に撮ったものです。