デジタルもフィルムも、日々の写真にカメラ色々、ライカとか。
LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. 鏡胴エイジングをしてみた。

LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. 鏡胴エイジングをしてみた。

エイジング処理後のLUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH.。PEN-Fに装着。
写真はエイジング処理後のLUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH.。PEN-Fに装着。ちょっと分かりづらいかもしれませんが。


》最近のお気に入り、PEN-F + LUMIX G 20mm。

最近、とってもお気に入りの、OLYMPUS PEN-F と LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. の組み合わせ。
PEN-Fは写りも良くて軽量コンパクト。多少の不満はあれど、レトロ感漂う姿もなかなかイイ。
これにパンケーキレンズのLUMIX G 20mm/F1.7 IIを装着。ボディーのコンパクトさを損なうことなく、写りにも不満は無い。換算40mmという画角も私の感覚に合っています。AFは遅いですが、私にはオートでピントを合わせてくれるだけで充分です。

このシンプルな組み合わせなら、首からぶら下げててもカメラの存在感低く、撮ってるぞーという物々しさ感も無く、とってもリラックスして写真が撮れます。
また、PEN-Fの手ぶれ補正は強力で、感覚的に手ブレのプレッシャーから解放されます。
そんなわけで、この組み合わせは私にとって相性抜群で、ここのところの常時携帯カメラとなっています。


》LUMIX G 20mm、テッカテカの安っぽい黒光りをなんとかしたい。

しかし、いいことずくめとはいかず、どうしても我慢できないことが一つだけあります。
それは、LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH.、鏡胴の黒光りです。
とにかくテッカテカの安っぽい黒光り。まるでプラスチック。事実、つい最近まで、私はプラスチックだと信じ込んでいました。これでは、PEN-Fのレトロ調ボディーには全く似合いません。
実は、シルバーも購入したのですが、こっちはギンギラギンにテッカテカ。黒以上におもちゃっぽい。
どちらの色も商品写真ではつや消し感あってカッコいい鏡胴に見えますが、実物は全然イメージが違います。
まあ、以前から思ってたことではありますが、今回、さすがになんとかしようと色々考えました。

最初に考えたのが、黒の貼り革を巻くこと。でも、これは、以前に円錐形の光学ファインダーに巻いて、すぐに剥がれてきた失敗経験があり、却下。
次に考えたのが黒のつや消し塗装。これが最も順当な策です。で、鏡胴はプラスチックだったよな、と、確認のため調べていると、なんと金属であることが判明。
だったら擦ってテカリをとって、エイジング感も出そうと、サンドペーパーと棒ヤスリでせっせと擦ることにしました。
まあ、失敗しても今より悪くなることはないかな、と、わりと気楽に始めました。
もちろん、事前にレンズキャップは前後ともしっかりはめて、レンズに粉塵が着かないように注意。作業中も時々ブロアーで粉塵を吹き飛ばす。

サンドペーパーと棒ヤスリ。
写真はサンドペーパーと棒ヤスリ。このサンドペーパーは耐水で水研ぎもできるようですが、今回は当然濡らさずに。


》サンドペーパー#1000で、せっせと擦る。

サンドペーパーは、たまたま家にあった、トイレなど陶器類の汚れ取り用を使いました。
目の細かさは#1000と#1500があって、普通のサンドペーパーと比べると、どちらもかなり細かい感じです。
(あとで調べたら、やはり#1000以上は極細目ということでした。でも結果として今回正解だったので、#1000ぐらいのものでせっせと擦るのが良さそうです)

で、#1000のサンドペーパーで鏡胴下部(色々と文字が入ってる部分)をゴシゴシと擦る。
テカリはすんなり消えてはくれないですが、プリント文字である焦点距離オレンジ色の20やシルバーの商品マーク等はみるみる消えてゆきます。気持ちいい!。そして、刻印文字のみが残ります。
更にしこしこ続けると、付け根周囲エッジ部分も削れてシルバーの地金が見え出し、エイジング効果も出てきます。
ほどほど削ったところで、今度は#1500のサンドペーパーで仕上げ。の、つもり、だったのですが、ここまで細かいとほとんど削り効果はない感じで、結局、また#1000で少し擦って終了。

そして今度は先端周囲。ここは幅も狭く、段になっているので、擦るのに少々根気を要します。
もう、けっこう疲れたこともあり、ここは勢い棒ヤスリでゴシゴシと。一気に塗装が削がれ、地金が。ちょっとやりすぎ感もありましたが、まあ、多めの傷がよりエイジング感を醸し出して、いい感じです。たぶん。

LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. 鏡胴エイジング
レンズのアップ。プラスチックのような黒光りは影を潜め、本来の金属感が。
底部や先端周りの擦り傷が、まあまあいい感じでエイジング感を出しています。
なんだ、汚くなっただけじゃないか、とお思いのお方。それはそれで、正しいお考えかと。(^ ^;


》なんとか良い感じになりました、、、たぶん。

こんな感じで、とりあえず鏡胴エイジングは終了。
誰がどうみても、プラスチックではなく金属鏡胴に見えるようになりました。もともと金属だから、当たり前のことですが。
鏡胴下部にも棒ヤスリで傷をつけてやろうと思いましたが、そこまでやると単なる傷だらけのレンズになってしまいそうな、、、まあ、今回はここまでです。
ちなみに、ピントリングはプラスチックです。しかし、なぜかここだけはつや消し塗装で悪く無いので、そのままにしています。
正面レンズ周りのテカテカも気になりますが、さすがにレンズ直近部分に手を出す根性はありません。
これに関しては、テカリ部分までがレンズ径だと思えば、それでいいかと。

それにしても、このレンズ、安くて本当にいいレンズなのに、見た目なんとかならんもんでしょうか。
最近のパナレンズは落ち着いた塗装になってるのに、どうしてこの20mmだけこんなにみっともない?
ぼちぼちIIIが出てもいい頃。レンズ性能は今のままでいいので、なんとかしてほしいもんです。

ところで、もし、このページを見て、俺も(私も)擦ったろうと思っている方がおいででしたら、その時は全て自己責任ということで、よろしくお願いいたします。失敗しても私にはなんの責任も負えません。
くどいようですが、全て自己責任ということで、、、頑張ってください!